武田薬品工業株式会社

レベスティブを投与される患者さんとそのご家族へ

監修:奥山 宏臣 先生
(大阪大学大学院医学系研究科 外科学講座小児成育外科学 教授)

食事と体調管理について

日常生活ではどのようなことに気をつければいいの?

  • 食事について

  • 食事における注意点は、短腸症候群患者さんの原因疾患、切除後に残っている小腸の部位や長さ、手術後どれくらいの期間が経過したか、どのような栄養療法を行っているかなどにより、患者さんごとに異なりますので、主治医や栄養士による指示や指導をきちんと守るようにしてください。
  • 一般的に正常な大腸を有する短腸症候群の患者さんでは、炭水化物(小麦製品、豆類、根菜類に含まれるデンプンや食物繊維)が多くて、脂肪が少ない食事をとるように心がけてください。クローン病合併の場合など正常な大腸を有さない患者さんの場合、病期や重症度によって推奨される食事が異なりますので、主治医や栄養士にご相談ください。

避けたほうがよい食べ物

砂糖が多く含まれている飲み物や、お菓子、はちみつなど
一度にたくさんの砂糖を摂取すると下痢を起こしやすくなりますので、注意してください。

繊維質が多くて消化しにくい食べ物
海藻類、きのこ類、ナッツや果物の皮や種などは消化されにくいので、症状に合わせて量を減らすようにしてください。野菜を食べる際には、皮や種を取り除いて、加熱して食べるようにしてください。

シュウ酸を多く含む食べ物(結腸が残っている患者さん)
結腸が残っている短腸症候群の患者さんの場合、シュウ酸を多く含む食べ物(さつまいも、ほうれん草、ブロッコリー、なす、バナナ、コーヒー、紅茶、緑茶など)は尿路結石の原因となるため、食べる量を減らすようにしてください。

  • ご自身の体調観察について

  • 患者さんご自身で毎日の体調の変化(発熱の有無、便の状態やカテーテル挿入部位の状態など)を記録するなどして、通院時に主治医に伝えるようにしてください。
  • 短腸症候群の患者さんでは、栄養療法による代謝性合併症やカテーテル関連の合併症などが生じる場合もあります。在宅で治療を継続する場合でも、定期的な診察と検査を受けることを忘れないようにしてください。
体重が変わるとレベスティブの1日の投与量が変わることがあります。
毎日の体重も記録して、体重の変化が大きいときには主治医にご相談ください。
また、記録の仕方などについて疑問やお困りのことがありましたら、主治医もしくは薬剤師、看護師にご相談ください。