(大阪大学大学院医学系研究科 外科学講座小児成育外科学 教授)
レベスティブの自己投与
レベスティブはどのように投与するの?
-
レベスティブは1日1回、体重1kgあたり0.05mgを皮下注射します。
投与量は注射用液の量で調整します。医師から指示された投与量を確認し、きちんと守りましょう。
-
忘れないように、毎日投与する時間を決めておきましょう。
万が一投与を忘れた場合には、気づいた時点で直ちに投与してください。ただし、1日に2回の投与は行わないでください。
※腎機能が低下している患者さん(クレアチニンクリアランス50mL/min未満)では、投与量が体重1kgあたり0.025mgとなります。
※高齢の患者さんについては、腎機能や心機能が低下していることがあるため、状態を注意深く観察しながら慎重に投与する必要があります。
皮下注射とは?
皮膚と筋肉組織の間にある皮下組織に行う注射のことです。
皮下注射に適している部位は、たるみがあって柔らかく、関節や神経、血管、骨などから離れている部位です。皮下脂肪の多い部位は、比較的痛みが少ないといわれています。
皮下注射を行う部位は決まっているの?
-
レベスティブは、お腹、太もも、腕のいずれかの部位に皮下注射してください。ただし、腕に注射する場合は、ご家族など他の方のサポートが必要です。
-
子供の患者さんは自己投与せず、主治医もしくは指導を受けたご家族が投与してください。
皮下注射を行う部位
以下の点に注意してください。
-
注射部位で炎症が発現しないよう、注射する部位は毎回変えてください。
4日間は同じ場所に注射しないでください。
-
前回の注射部位から少なくとも3㎝は離してください。
-
ほくろ、傷跡、あざのある部位や、皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位(傷、発疹、発赤、硬結など)には注射しないでください。
以下の点に注意してください。
-
注射部位で炎症が発現しないよう、注射する部位は毎回変えてください。
4日間は同じ場所に注射しないでください。 -
前回の注射部位から少なくとも3㎝は離してください。
-
ほくろ、傷跡、あざのある部位や、皮膚が敏感な部位、皮膚に異常のある部位(傷、発疹、発赤、硬結など)には注射しないでください。